支持政党を持つ有権者が、実際に支持した政党に投票したかどうか?を調査した結果が、
公益財団法人 明るい選挙推進協会が発表する意識調査報告書に掲載されています*1。
過去3回の衆議院選挙において発表されたそれらの数値を一つにまとめ、
支持政党を持つ有権者が、実際に支持政党に投票したのかどうかを、時系列で見ていきます。
衆議院選挙(小選挙区)
自由民主党支持者が自由民主党に投票した割合
最高投票割合は平成24年衆議院選挙の88%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の57.3%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は30.7ポイントです。
投票割合の平均は73.2%です。
民主党支持者が民主党に投票した割合
最高投票割合は平成21年衆議院選挙の83.5%です。
最低投票割合は平成17年衆議院選挙の76%です。
最高投票割合と最低当選率の差は7.5ポイントです。
投票割合の平均は79.47%です。
公明党支持者が公明党に投票した割合
最高投票割合は平成24年衆議院選挙の67.9%です。
最低投票割合は平成17年衆議院選挙の32.1%です。
最高投票割合は最高投票割合の差は35.8ポイントです。
投票割合の平均は46.03%です。
共産党支持者が共産党に投票した割合
最高投票割合は平成24年衆議院選挙の78.6%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の59.5%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は19.1ポイントです。
投票割合の平均は21.8%です。
社民党支持者が社民党に投票した割合
最高投票割合は平成17年衆議院選挙の33.3%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の15.4%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は17.9ポイントです。
投票割合の平均は21.8%です。
支持政党に投票する割合が高いのは、
民主党支持者、自由民主党支持者、共産党支持者、公明党支持者、社民党支持者の順です。
衆議院選挙(比例代表選挙)
次に、比例代表選挙についてグラフ化したものが下記になります。
自由民主党支持者が自由民主党に投票した割合
最高投票割合は平成24年衆議院選挙の81.6%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の53.2%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は28.4ポイントです。
投票割合の平均は68.43%です。
民主党支持者が民主党に投票した割合
最高投票割合は平成21年衆議院選挙の79.7%です。
最低投票割合は平成24年衆議院選挙の70.1%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は9.6ポイントです。
投票割合の平均は75.27%です。
公明党支持者が公明党に投票した割合
最高投票割合は平成24年衆議院選挙の91.3%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の81%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は10.3ポイントです。
投票割合の平均は86.6%です。
共産党支持者が共産党に投票した割合
最高投票割合は平成24年衆議院選挙の85.7%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の73%です。
最高投票割合と最低投票割合の差は12.7ポイントです。
投票割合の平均は78.17%です。
社民党支持者が社民党に投票した割合
最高投票割合は平成17年、24年衆議院選挙の66.7%です。
最低投票割合は平成21年衆議院選挙の50%です。
最高当選率と最低当選率の差は16.7ポイントです。
投票割合の平均は61.13%です。