選挙において現職候補者のほうが有利であるということを耳にします。
平成15年、19年、23年の統一地方選挙において現職の当選率はどの程度だったのでしょうか?
各選挙結果をグラフ化したものが下記になります。
県議会議員選挙の当選率は86.6%
最高当選率は平成15年統一地方選挙の88.1%です。
最低当選率は平成19年統一地方選挙の85.5%です。
平均当選率は86.6%です。
最高当選率と最低当選率の差は約3ポイントです。
指定市議会議員選挙の当選率は88.27%
最高当選率は平成15年統一地方選挙の89.9%です。
最低当選率は平成19年統一地方選挙の87.4%です。
平均当選率は88.27%です。
最高当選率と最低当選率の差は約2ポイントです。
市議会議員選挙の当選率は90.4%
最高当選率は平成15年統一地方選挙の92.8%です。
最低当選率は平成19年統一地方選挙の87.1%です。
平均当選率は90.4%です。
最高当選率と最低当選率の差は約5ポイントです。
県議会議員選挙、指定市議会議員選挙と比較をすると、
当選率の変動幅がやや大きくなります。
町村議会議員選挙の当選率は91.47%
最高当選率は平成15年統一地方選挙の93.9%です。
最低当選率は平成19年統一地方選挙の88.4%です。
平均当選率は91.47%です。
最高当選率と最低当選率の差は約5%です。
当選率の変動差は市議会議員選挙とほぼ同じです。
まとめ
現職候補者の当選率が高い選挙は、
町村議会議員選挙>市議会議員選挙>指定市議会議員選挙>県会議員選挙の順です。
それぞれの選挙の現職候補者当選率の変動差も5%以内です。
新人候補者の当選率と比較すると、現職候補者のほうが各選挙において当選率が高い傾向にあります。